カテゴリ:○ 古家具の修理、再生・造作品( 9 )

未投稿の仕事が幾つかあるので、これから順次アップしていきます。
(まだ数点あります。)

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『帳簿入れ』なのだろうか、何なのだろうか?
多分、そんな用途に使われていたであろう家具。

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かなり傷んで全体が汚れています。
扉を開けると、中には帳簿を入れていた様な棚が。
でも割れて数枚なくなっています。

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これをバラして、扉を部分的に作りなおして、棚も直して、背板も、漆塗りも・・・、工程が多かった。

さらに新たに台輪を取り付けて(下部の台のような部分)、中にはキャスターを仕込みました。 
それで毎回ですが、いきなり完成↓。

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内部は既存のものを磨き、棚板は桐で新規に作りました。

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扉の扇子の取手が洒落てたけれど、古い扉から外すのには苦労しました。

でも、納品時に喜んで頂けたので、今回も美味しいお酒にありつけました。
(これも毎度かな・・・。)





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by kinokoubou_yabuki | 2013-11-12 09:22 | ○ 古家具の修理、再生・造作品

古い座卓の再生

未投稿の仕事が幾つかあるので、これから順次アップしていきます。
画像があるものを優先して。


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まずは古い座卓、失敗が許されない古家具の再生になります。
(樹種、ケヤキ)

作業は洗浄から。

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これでも落ちない輪ジミや汚れは、手鉋や紙ヤスリで削ります。
ここで手を抜くと漆の塗りにムラが出るので、徹底的にやるのがポイント。

そしていきなりですが、完成。

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拭き漆を六回施し、艶と質感がアップ。
(・・・うまくいった、と自己満足。)

この後広島に発送して、ご丁寧にお礼の手紙まで頂きました。
緊張感のある仕事あとに喜びが・・・、
納品後のホッとした瞬間と、美味しいお酒が味わえました。






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by kinokoubou_yabuki | 2013-11-10 09:25 | ○ 古家具の修理、再生・造作品

座卓の修復

こちらの座卓は、ある業者さんからのご依頼。
運搬中のアクシデントで、傷ついてしまった座卓の修復です。

PPバンドが擦れたらしく、かなり塗膜がはがれ、中には木が露出している部分もありました。
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まずは漆をパテ状に練って、キズを平らにしていきます。
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どこからどこまでが配送時のキズか不明なので、怪しい箇所は全て処置しました。
数えたら18箇所もありました。

いきなり完成ですが、
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修理や再生はある程度工程が決まっていますが、修復はそうはいきません。
(ただ元に戻すだけが意外と難しい。)

電話やメールで送って頂いた画像から工程を予測しますが、考えていたことが無駄に終わることも多々あります。
とにかく現物と対峙してからの、臨機応変の対応が必要になります。
いつも、現物を目にするまでは疑心暗鬼になってしまいます。

精神衛生上よろしくない仕事です。
(プレッシャーに弱いのもので・・・)






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by kinokoubou_yabuki | 2010-07-22 11:59 | ○ 古家具の修理、再生・造作品

天板の修理

ブログ内では前に記事中に登場したかもしれませんが、過去に制作したものをまとめておきます。

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天板の修理
キハダ(不確実)
オイルフィニッシュ、ミツロウ仕上げ
幅約190 奥約137 厚み約7

他の工房が制作したテーブルの天板の修理依頼です。
その内容は、・汚れ落とし・割れ、傷に埋め木・再塗装、になります。

この手の自然の状態を生かした(割れや節等が有る)ものは、買ったときは味わい深くて良いものです。
しかし、しばらくすると割れなどに埃等がたまるのが気になり、毎日の食卓には使いにくいのも現実です。

工房に運び込んだ状態、
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既に塗装は落ちてしまい、輪ジミやその他もろもろの汚れが付いている状態でした。

作業途中、向かって右側が第一工程終了。左側が未着手になります。
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大きな傷の埋め木は、ウォールナットで埋めました。
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また、割れにはケヤキ、一部のチギリもケヤキでやり直しました。
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今はまだ目立ちますが、今後経年変化で赤みが増しますので落ち着いてきます。

作業終了写真
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傷や割れがふさがれば、食後も気を遣わずにフキンでテーブルを拭けることと思います。






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by kinokoubou_yabuki | 2010-01-02 09:56 | ○ 古家具の修理、再生・造作品

床の間の制作

ブログ内では前に記事中に登場したかもしれませんが、過去に制作したものをまとめておきます。

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床の間
タモ
幅135 奥40弱 高90

建物に対しての造作仕事のご依頼。
家具屋の仕事と言うよりは、大工さんの領分です。

しかし今時、広葉樹の板を漆仕上げする大工さんもあまり居ないので、当工房へお声を掛けて頂きました。

納品前のスペース、
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仕事終わり、
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別のアングルから(あまり変わりませんが)、
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隙間無く納める事と、新築時からそこに有った様に見せる事に気を遣いました。

画像からは普通の長方形の板に見えますが、実際は微妙な台形で、壁も波打っているので、それらに合わせるのが一苦労でした。
(ここを建てた大工さんが下手とかではなく、どこのお宅でも測ってみれば同じ様なものです。)






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by kinokoubou_yabuki | 2010-01-02 09:53 | ○ 古家具の修理、再生・造作品

置き床の再生

ブログ内では前に記事中に登場したかもしれませんが、過去に制作したものをまとめておきます。

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置き床の再生
天板の樹種不明、再生した部分はケヤキ
幅約120 奥約35 高270

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まずは色んな汚れや、埃を落とすために洗浄します。
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その後良く拭きあげて解体します。
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天板は緻密な木目の針葉樹で、今回のご依頼は、この天板から小さくした置き床と、小さな飾り台一台とのことです。

家具の修理や修復、または別な物に再生する場合、新品を作った方が安い場合があります。一見材料があるのだから安そうですが、一度組まれた材を、傷を付けないように解体するのは神経を使います。特に金具類には気を使います。

そうは言っても、特別な思い入れのある家具は蘇らせたほうが良いと思います。
工房に持ち込まれる家具は、大抵がそう言った類いの物です。


工房に持ち込まれた時の様子
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by kinokoubou_yabuki | 2010-01-02 09:32 | ○ 古家具の修理、再生・造作品

ブログ内では前に記事中に登場したかもしれませんが、過去に制作したものをまとめておきます。

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木彫り板のタンスと、木彫り飾り台

本体/タモ、引出し内部/キリ、木彫りの板/ホオ
オイル仕上げ
特注品

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工房に持ち込まれたホオの木彫りの板を引き出しの前板とし、タンスに仕立てました。(ホオの木彫りは、お客さんの手によるもの。)

引き出し前板の横に手掛けを彫り、なるべく絵がつながる様に加工しました。

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もう一つは、同じく木彫りが施された飾り台の修理。

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こちらは全体的に汚れていて、天板が割れていました。
まずは汚れを落とし、天板の割れにはホオで埋め木をしました。

どちらも主役は木彫りの板なので、私の仕事は彫られた板の邪魔をしないように行いました。






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by kinokoubou_yabuki | 2010-01-02 09:28 | ○ 古家具の修理、再生・造作品

文机の修理

(樹種、不明)
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お年を召した方からのご依頼です。
その方が、昔から使っていた机の修理になります。
その内容は、天板の割れや引き出しの調整、全体の磨きと塗装になります。
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天板には元の天板に近かったクスの柾目を埋め、机本体の引き出しの桟木部分を作り直しています。
手掛けの金属部分も全て外して磨いた後、クリアー塗装を施しました。
抜けかかっていたホゾも可能な限り外して、ゆるい部分に木を貼り組み直してあります。
また引き出し前板に無数に開いた、味わい深い穴は“虫食い”によるもの。全ての穴にパテを埋めました。(もう虫はいませんでした。)

持ち込まれた直後はかなり使い込まれ、引き出しがスムーズに動かない状態でした。
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by kinokoubou_yabuki | 2008-01-25 10:15 | ○ 古家具の修理、再生・造作品

本棚

(樹種、ヒノキ)(オイル仕上げ)
(全体のサイズ、縦2500、横幅3000強、奥行き350)
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お客様のマンション、6畳の壁一面の本棚になります。つくりはシンプルそのもの。
これを一台で作るとドアも通れず、納品もままならないので、縦に二つ重ねて3列、計6台で構成されています。

反対方向より、
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このような大きな家具は倒れると非常に危険なため、本体の上にあえて隙間を作って、最後に四角く框(かまち)組みをした部材を天井との隙間にはめ込みます。
こればかりは工房で合わせられないので、現場にカンナとノコギリを持参し、調整削りしながら少しずつ入れていきます。
そのようにして天井の波打っているモルタルに削り合わせると、壁や天井に固定されていないにもかかわらず、まず倒れません。

しかしこれは本棚なので、この後に当然ぎっしりと本が入れられることでしょう。大きな地震で本体が倒れなくても本は落ちるので、この部屋を居住スペースにするためには、本の落下防止も施す必要があります。

製作中の様子(工房にて)
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by kinokoubou_yabuki | 2008-01-25 10:12 | ○ 古家具の修理、再生・造作品